相続登記に必要となる書類と用意の仕方

相続登記に必要な書類の種類を知ろう

相続登記には、複数の書類が必要です。これらの書類は、
・申請者なら誰でも必要となるもの
・ケース別に必要となるもの
に分類できます。そして、これらの書類を取得するには複数の方法があります。相続登記に必要な書類の種類と、取得方法について見てみましょう。

相続登記に必要な書類

・登記申請書:登記を提出する際に必要となる書類
・故人の戸籍謄本(除籍謄本や改製原戸籍謄本を含む):故人の出生や死亡、故人と関係のある人(父母など)を確認できる帳票
・故人の住民票除票(戸籍の附票も可): 死亡によって住民登録が消された住民票
・相続人の戸籍謄本(または戸籍抄本):相続人の出生や結婚、故人や他の相続人との続柄を確認できる帳票
・相続人の住民票:相続人の氏名や住所などを確認できる帳票
・固定資産税評価証明書:所有している不動産の価値額を証明する書類
・相続関係説明図:被相続人と相続人の関係をまとめた一覧表
・委任状(代理人がいる場合):申請を代理人に委任したことを証明する書類

相続したケース別に必要な書類

相続登記には、遺産の分割方法(遺言書によるもの、法定相続分によるもの、遺産分割協議によるもの)別に必要となる書類があります。
◯遺言書がある場合に必要な書類
・遺言書:故人の遺言を記した書類

◯法定相続分で相続する場合
追加書類はありません。

◯遺産分割協議で相続する場合
・印鑑証明書:役所に届出た印鑑であることを証明する書類
・遺産分割協議書:遺産分割協議で合意に至り、その内容をまとめた書類

相続登記に必要な書類の取得方法

相続登記に必要な書類の主な取得手段は、以下の4つです。
・市町村役場の窓口
・郵送
・郵便局
・コンビニ

取得方法別に必要となる書類について、一覧表にまとめました。
取得手段
取得に必要な書類

市町村役場の窓口
・交付申請書
・本人確認書類
・手数料

郵送
・交付申請書
・本人確認書類(コピー)
・手数料(定額小為替)
・返信用封筒
・返信用切手

郵便局
・交付申請書
・本人確認書類
・手数料

コンビニ
・マイナンバーカード
・手数料

手数料は、取得する書類の種類や数によってばらつきがあります。

司法書士 飯田 真司

<strong>飯田 真司</strong>

小田原市 家族信託・相続相談所の司法書士飯田真司と申します。大学在学中はお笑い芸人を目指していたものの、挫折し、司法書士の道へと方向転換致しました。司法書士として頑張りつつも、たまに漫才イベントを企画しています。

専門分野・得意分野
民事信託、相続、財産管理
資格
  • 司法書士(法人登録番号:11-00552、登録番号:6918)
  • 簡裁代理(認定番号:1401068)
所属団体名
東京司法書士会
所属事務所
司法書士法人クラフトライフ
所属事務所の所在地
東京都世田谷区用賀4丁目28番21号

活動実績・専門分野

財産の管理・承継に関するリスクマネジメントとその手続きを専門分野とする。司法書士の専門である法務だけでなく、税務、財産活用等多角的な視点による提案力が強み。大手保険代理店、医療法人、社会福祉協議会等、セミナーや勉強会実績多数。
2021年、2022年民事信託士試験サブチュータ―
2023年 東京司法書士会民事信託業務検討委員会委員
2024年 東京司法書士会資産凍結及び相続対策業務推進委員会 副委員長
司法書士として民事信託や相続業務に取り組むと共に、財産管理・承継に係る総合的なコンサルティング業務を行う、株式会社グッドライフパートナーズの代表取締役も務める。

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