相続税の税率を税理士がわかりやすく簡単に解説!
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相続税に関する追徴課税と税率
相続税申告が遅れたり、申告内容に間違いがあったりした場合は、追徴課税が発生します。追徴課税には種類があり、悪質なケースになるにつれて税率が重くなります。
無申告加算税
・税率5~20%
無申告加算税は、申告期限までに申告しなかったケースに対して課される追徴課税のこと。申告期限後の対応によって設定されている税率は異なります。
・期限後自主的に申告した場合:5%
・税務調査後に申告しかつ本来の納税額が50万円以下の場合:15%
・税務調査後に申告しかつ本来の納税額が50万円以上の場合:20%
過少申告加算税
・税率:10~15%
申告すべき税額よりも少額で申請したことに対する追徴課税です。ただし、自主的に修正申告を行えば、ペナルティを免除されます。それ以外のケースでは、以下のように追徴課税が課されます。
・税務署に指摘された後に修正申告を行った場合:10%
・申告した税額または50万円を超えた場合:15%
重加算税
・税率:35~40%
隠蔽や不正行為など悪質が認められたケースに対して課される追徴課税です。申告の有無によって課される税率は、以下のとおり。
・相続税申告をしたものの、意図的に財産を隠していた場合:35%
・相続税申告をせず、かつ意図的に財産を隠していた場合:40%